■これからのオフィスビルリノベーションを考える①
■オフィスビルリノベーションで目指すべきポイント
『健康で楽しく働けるオフィスづくりを目指す』
そのために取り組むこと
①快適性・使いやすさの向上
②コミュニケーションスペースの充実度向上
③省エネ性能の向上
④付加価値性能の向上
⑤BCPへの対応(災害などの緊急時でも事業を継続できるようにすること)
⑥建物ネーミングの作新
⑥建物ネーミングの作新
・建物の名前に思いを込める
建物のネーミングには、大きなイメージ効果を生む働きがあると考えます。どの
ような建物であって欲しいか、どのように利用されたいかなど、色んな想いの籠っ
たネーミングをつけることで、建物の新たな価値づけとして有効です。
<建物の再生>
■リノベーションで思うこと
今ある建物を解体し、新しく建て替えると新しいものを自由に作ることはできるけれど、現行法規への遵守のため規模を縮小しないといけなかったり、工事期間が長くなる、建設コストも高くなるなどのデメリットが生じてしまう。反面既存建物を上手に再生させると、そんな問題点を解消しながらより良いものを作ることができる。築年数の経過により老朽化・陳腐化した建物を耐震性・機能性・美観性の強化を図ることで新たな価値を持って生まれ変わらせることができる。上手に再生すれば今ある建物も十分に活用することができると考えます。これからの時代は特にそうした取組みが大切になります。資源の有効活用です。更には建物の環境性能の向上も不可欠です。環境負荷を低減させる建物は人と自然を優しく守ってくれます。人も建物も長寿命化を迎える時代の中、快適で健康的に過ごせる環境はこれから益々大切な価値観となります。
当事務所はそうした価値観を大切にしながら建物のリノベーション(再生)に取り組みます。
■既存建物を活用しないともったいない。
1)リノベーションが生み出す効果
①環境保護
既存建物を活用すれば解体及び新築にかかるエネルギーを抑制することができ、環境
に負荷をかけることなくやさしい方法で建物を再利用できる。
②経済性
既存建物の活用は既存躯体をそのまま再利用するので、解体、産廃処分、新築の躯体
にかかるコストを省くことができ、新築するより低価な建設工事費で建物を再利用でき
る。
③有効資産づくり
使用されず負の遺産となっている既存建物に、リノベーションで新たな利用価値を創
造し再利用の道を開くことで、新たな挑戦へとつながる有効な資産へと甦らせることが
できる。
④にぎわい創出
街なかにありながら使用されていない建物をリノベーションし、再利用することで、
人々が戻って来て、皆が楽しく集う場として生まれ変わり、街のにぎわいを取り戻すこ
とができる。
2)リノベーションでできること
①耐震性の向上
既存建物を調査し耐震診断をすることにより、その建物がどの程度の耐震性能を有して
いるかを判断し、その性能に適した耐震補強を施すことで新耐震設計基準に適合したレ
ベルまで耐震性を向上させることができる。
②安全性の向上
セキュリティー設備の性能は日進月歩。様々な機能を持った入退室管理システムや防犯
カメラが用意されています。リノベーションに合わせ、それらを設置することで建物の
安全性を飛躍的に向上させることができる。
③省エネ性の向上
既存建物の屋根・外壁・開口部に対する断熱補強、更には照明・空調・給湯設備機器を
省エネ性能の高い機器へと更新させることで、建物の運用にかかるエネルギーコストを
大幅に抑制することができる。
④用途変更
既存建物がこれまで持っていた機能を全て新しく創りかえることで、これまでとは全く
異なる新たな価値を持った用途へと創りかえることができ再利用の可能性が大きく広
がる。
3)補助関係(別添資料参照)
①既存建築物省エネ化推進事業
補助対象:省エネ改修工事・バリアフリー改修工事・エネルギー計測・省エネ性能表示
に要する費用
補助率 :補助対象工事の1/3
限度額 :5,000万円/件(設備部分は2,500万円)
事業期間:原則として当該年度に事業が完了
②長期優良住宅化リフォーム推進事業
補助対象:既存住宅で指定する内容を満たす工事
補助率 :補助対象工事の1/3
限度額 :100万円/戸
どうぞお気軽にご相談下さい。