建設工業新聞に掲載していただきました

毎年6月15日が「建築家の日」ということで、テーマに沿った
文章の記載を求められました。
今年のテーマは「災害に対する建築家の役割は」です。
昨年の1月に能登半島地震が起こり。それから約1年半の月日が
経ちました。ここで改めて建築家の役割を考えてみようとの
取組です。
12人の建築家がそれぞれの思いの詰まったメッセージを発信
しています。建築といったハードなものだけではなく、人の
心に寄り添うソフトな面も考えて行かなければいけない。
壊れたからリセットして新しく作ればよいといった意見もありますが
そうした復旧・復興だけが正解だろうか。
人々の記憶の継承、まちなみの継承といったことにも価値があるのではないか。
建築で過ごす時間がどのような価値を生み出していくのか。
或いは、生み出してきたのか。
人間は感情のある生き物なので、そこのところへの配慮が一番大事な
ことではないだろうかと、今回の文章を考える中で強く感じました。
2024年11月04日 00:00